指導方針

学習習慣スクールの役割

このような経験はありませんか?
ある目的地に初めて行ったときを思い出してみてください。
目的地へ行くときと、帰るとき、どちらの方が長く感じましたか?
多くの人は「行くとき」が長く感じたと思います。

帰るときに時間が短く感じた理由は、目的地に行ったことで道順やどれくらいの距離なのかがわかったからです。
道順や目的地がわかりにくいと不安ですよね。
では、どのようにすれば、その不安は解消できると思いますか?

例えば、目的地に行ったことのある友達に道案内をしてもらい、一緒に連れて行ってもらえればすごく安心できますよね。

勉強も同じです。
学校のテストや受験など、どれも初めてのことだらけです。
学校のテストは複数回ありますが、例えば中学1年生の最初のテストは、人生で1回しかありません。
そのため、目的地に初めて行くときと同じように

・どうやって勉強したらいいんだろうか?
・どれくらい勉強すればいいんだろうか?


このように不安になることは当たり前なのです。
私はお子さんの代わりに勉強してあげることはできませんが、お子さんのテストや受験に向けての道案内人としてサポートすることはできます。

私自身、学校のテストや受験は当然経験していますし、10年以上の指導経験からどれぐらいの勉強をすればどれだけの点数がとれるか、大体わかります。
だからこそ、お子さんの目標に向けて一番ピッタリな道順を教えてあげることができます。

道順を教えてあげることはできますが、勉強するのはもちろんお子さん自身です。
少しでもお子さんが自分から勉強に取り組みやすいように、つまずきそうなポイントを優先的に指導していきます。

途中の入塾でも安心!一人ひとりに合わせた授業を実施します

学期の途中に入塾される場合や他の塾から転塾される場合など、状況はお子さんによって様々です。
基本的には学校の定期テストに合わせて授業をしていきますが、必要な際は以前の学年の単元を復習したり、予習を中心に進めたりと一人ひとりの学習状況に合わせて授業の計画を立てていきます。

間違えることは悪くない

勉強が苦手な子ほど、問題を解いて間違えることを怖がっています。
このことは私自身も経験があるのでよくわかります。小学校の授業で、自信満々で手を挙げて発表をしましたが、間違っていて笑われました。

詳しいことはあまり覚えていないのですが、そのシーンだけは鮮明に覚えています。
それ以来、勉強で間違えることが怖かった時期がありました。
正解だろうと思っても自信がなくて、わかりませんと答えていたこともありました。

今まで生徒を指導してきて真面目な子ほど、間違えることを避けているような行動をすることが多かったです。簡単な問題はスラスラ解けるのに、自信がない問題は解いて答えが出せているのに解き終わったと言えなかったり。

もちろん慎重な性格など人それぞれなのですぐになおることではありません。
間違えることが悪いのではなく、「わからないところをはっきりさせて理解することが大事」と勉強の考え方を変えられるように指導しています。

問題を解いている手がしばらく止まってしまっているときなど、様子を見てどこまで考えられているか確認してヒントを出したり、こちらからお子さんに質問することで理解を深めてもらったりしています。


成績を上げるための改善サイクルを回し続ける

成績を上げるためにはある程度の勉強量は必要です。
ただ、勉強時間を単純に増やせば成績が上がりやすいかというとそうではありません。

成績を上げるためには、下記の改善サイクルを回し続ける必要があります。
この改善サイクルは目標、行動、結果、振り返りのどこから取り組み始めても大丈夫です。
しかし、目標を立てただけなど、どれか一つだけ取り組んだとしてもあまり効果がありません。
目標、行動、結果、振り返りをすべて関連付けていくことがポイントです。
   
そして特に、振り返りをするときに、「継続」することと「改善」することという視点で振り返ることが大事です。
うまくいったことは続ける、うまくいかなかったことは改善することで、うまくいかなかったこともただの失敗ではなく成功するための経験と変えることができます。

テストの点数だけを指摘しても意味がない

テストの点数や通知表など数字で明確にあらわされる評価はどうしてもわかりやすいため、テストの点数が前よりも悪いときについお子さんを責めてしまうこともあると思います。

ただ、先ほどの改善サイクルを思い出してもらうとそれだけではあまり意味がないことがわかります。
「テストの点数が前よりも悪い」というのはただの結果であり、その結果に対しての目標や行動なども合わせて考えないといけません。

以前よりも勉強時間を増やして頑張ったのにテストの点数が悪かった、ということもあります。
その場合、お子さんとしては前よりも勉強を頑張ったという気持ちがあるのに、点数だけを見て怒られてしまうとやる気を失くしてしまいます。

勉強時間を増やしたけれどあまり効果的な勉強ができなかったのかもしれませんし、ケアレスミスや惜しいミスが多かったのかもしれません。

そこを判断するために必要なことが「振り返り」です。

お子さんだけでは振り返りの視点が浅くなる

学校でも定期テスト毎に目標や計画を生徒に立てさせて、計画表のチェックやテスト後の振り返りを確認していることが多いです。
ただクラス全員分をチェックするので、目標や計画を立てているかどうかだけのチェックになってしまっている可能性が高いです。

目標や計画も大事ではありますが、私が一番重視しているのは振り返りです。
正しく振り返りができていないと、適切な目標や計画を考えることができません。
そうなってしまうと結果が良くなる可能性も低いです。

お子さんだけに振り返りをさせていると、どうしても表面的な振り返りになってしまっていることが多いです。
でもこれは仕方ないことだと思います。
正しい振り返りの仕方を教わっていないですし、振り返りをした内容について誰かと細かく話し合う機会がないからです。

表面的な振り返りになってしまっている例をいくつか挙げます。
小さな振り返りスペースに書かれているよくある振り返りは、「次はもっと頑張りたいと思います」などです。
これでは何をどのようにもっと頑張るのかわかりません。お子さん自身も何をすればよいかわかっていませんが、何か振り返りを書かないといけないので「もっと頑張る」とあいまいな表現で考えることを終わらせてしまっているのです。
このような振り返りですと、次回も同じような結果か仮に成績が上がったとしても次のテストに続かない可能性が高いです。

他にも「ケアレスミスをしないように気をつける」、このような振り返りも多いです。
この場合も、さらに深く振り返ると、そもそも間違えてしまった問題が本当にケアレスミスなのかを判断する必要があります。
とくに数学の計算問題を間違えてしまった場合、すべてケアレスミスと決めてしまっている子が多いです。
一緒によく確認をすると、解き方を正しく理解できていなかったり、勘違いをして覚えてしまっていることもあります。

このような細かいところまで一つひとつ確認をしていき、次回に向けての具体的な対策まで考えることで成績が上がりやすい土台をつくっていきます。

学習習慣スクールでは勉強を教えるだけではなく、授業時間とは別にコーチングの時間をとってお子さん一人ひとりに合わせて改善サイクルを回し続けるために、振り返りを記入してもらい細かい内容まで話し合っています。

自分に合った勉強法を身につける

成績が上がりやすい勉強のやり方はありますが、そこからお子さん一人ひとりに合った勉強法に変えていくことが大事です。

自分に合った勉強法を身につける3つの手順について、それぞれ要点をお伝えします。

手順1:自分の現状を知る

勉強の苦手なところだけではなく、以下のような勉強への取り組み方についても、お子さんの現状を一緒に確認していきます。

  • 勉強をどれくらいしているのか?
  • 勉強をいつしているのか?
  • どのような勉強方法をしているか?
  • どのようなときに勉強がはかどるか?はかどらないのか?

ご入塾いただく際の面談でお話しをうかがうだけでなく、直接の授業やご家庭での勉強の取り組み状況も含めて、お子さんの現状を把握していきます。

手順2:成績が上がりやすい勉強のやり方を知って試してみる

勉強を頑張っているのに理解できない、覚えられない…
そのような場合は、勉強のやり方がお子さんに合っていない可能性が高いです。

学習習慣スクールで生徒たちに伝えている、成績が上がりやすい勉強方法の代表的なものを以下に挙げます。

  • 今より少ない時間で成績を上げる復習勉強法
  • 問題パターン別攻略勉強法
  • 応用問題マスター勉強法

上記以外にも、お子さん一人ひとりに勉強の癖がありますので暗記の仕方など、より効率的に勉強ができるように次の手順3で改善していきます。

手順3:自分に合った勉強法に変えていく

手順1や手順2については、何となくわかっていたり、勉強方法に関する本を読んで取り組まれているご家庭もおありだと思います。
ただ、現状や勉強法を知っていても、実行にうつすことができなければ意味がありません。

特に勉強など、苦手意識があるお子さんにとっては、勉強しなくてはいけないとわかっていても、やる気が出ない、勉強を始めても長続きしない、などの障害が出てきます。
その障害を取り除くために、どうすれば勉強を始めやすくなるか、どうすれば勉強を続けられるか、といった勉強の習慣をつけていく練習をしていく必要もあります。

勉強への取り組み方を今までと何も変えずに、急に勉強のやる気が出てくる、ということはめったにありません。
以下の点を中心に、お子さんに合った勉強への取り組み方を一緒につくりあげていきます。

  • 勉強を習慣化させる方法を知る
  • 勉強の習慣化を実践する
  • 自分で目標や計画を立てられるようになる
  • 必要に応じて、目標や計画を修正できるようになる

特に手順3を身につけていく際、どんな物事でも同じですが、以下の3点が重要です。

 1.始める
 2.続ける
 3.問題点を修正して、さらに続ける


この3つの具体的な取り組み方は人によって様々です。

例えば、1つ目の「始める」ということについて例を挙げてみます。
「数学の問題を解く」という場合、「数学の問題を解いておいてね」と伝えるだけでは勉強に取りかかれないお子さんでも、「数学の問題集10ページ目の2番の問題から解いてね」と具体的に伝えれば、取りかかれるようになるお子さんもいます。

逆に、指示を出すと取りかかりにくいお子さんもいます。
そのようなタイプのお子さんには、お子さん自身にどの問題を解くのか、自分から言ってもらうように話をしていきます。自分で宣言したことなので、取りかかれるようになるケースが多いです。

このように、お子さん一人ひとりの性格によってどのようなアプローチが一番最適なのか異なるため、自分に合った勉強法を身につけるには多少の試行錯誤が必要です。
習慣化の土台ができていれば、すぐに勉強の習慣が身につくお子さんもいれば、身につくまでに時間がかかるお子さんもいます。

先生について

お子さんへの学習指導は全て私(鎌田)が対応させていただきます。
そのため、どうしても女性の先生を希望というお子さんは、申し訳ありませんが別の学習塾をご検討いただいた方がよろしいと思います。

ただ、毎回の授業のたびに先生が変わることはありませんので、お子さんの状況を把握して一貫した指導をさせていただくことができます。
また、1ヶ月間の体験授業もございますので、実際に指導をさせていただくなかで、相性をご確認ください。

全てのお子さんを私が直接指導するため、お受けできる人数が限られてしまいます。
特に最初の1ヶ月については、勉強の指導だけでなく、お子さんの今までの勉強状況の把握や性格について理解していきたいので、授業の時間以外にも別途お話しを聞かせていただきたいと思っています。
そのため、1ヶ月間の体験授業については毎月5名様までとさせていただきます。
お通いいただくお子さんの人数が定員に達した場合、お断りさせていただくこともございますので、お早めにご相談ください。