当塾について

家では全然勉強しないんですよ…

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学習習慣スクールの鎌田です。
私は約10年間、個別指導塾・集団塾で生徒への学習指導や教室長として保護者の方々から様々なご相談を受けました。
その中でも一番多かったお悩みが次のご相談です。


「家では全然勉強しないんですよ…」

塾へのご入会を検討されている方だけでなく、塾に通っている方からもこのような相談を受けてきました。
お子さんが勉強をしなくて、「勉強しなさい!」と叱ってイライラしてしまったり、悩んだりしたことがありませんか?
 
こんなことを伝えている私も、以前は同じように悩んだ時期がありました。
私は今でこそ、学習習慣の大切さを伝えていきたいと考えていますが、私が子どものころは学習習慣がなく、母親からいつも叱られていました。

特に夏休みの宿題などはギリギリまでため込むタイプだったので夏休み終了間際には、見張られて勉強をさせられていました。

そんな私に対して「早く勉強しなさい」などと、いつも母親がイライラして怒っていたことを子どもながらに感じて、嫌な気持ちでした。

母親から言われて、嫌々勉強をしているので勉強が楽しいと感じるわけもなく、勉強は嫌い、つまらないと感じていました。

そして、大人になってから私が生徒への学習指導を初めたときは、「生徒に速く結果を出してほしい」という気持ちが空回りして、あんなに嫌だと感じていた母親と同じように「勉強しなさい」と言って、生徒のやる気をなくさせてしまっていたことがありました。

自分はこんなにも生徒のことを考えて言っているのに、なぜ伝わらないんだろう?と真剣に悩みました。

今思えば、当時は母親も私に対して、このような気持ちだったのかなと思います。
そしてこのことは、あなたのお子さんへの想いとも同じだと思います。
子どものことが本当に憎くて叱っているご両親はいませんよね。

私が変わった2つのきっかけ

そんな勉強嫌いだった私が変わることのできた、2つのきっかけについてお話ししたいと思います。

1つ目は、私が小学生のころのことです。
私は一人っ子なのですが、歳の近い親戚のお兄ちゃんたちがいて、夏休みなどは長期で親戚の家に泊りに行っていました。

外で遊んでいることがほとんどでしたが、家にいるときにはお兄ちゃんたちが勉強をゲームのように出題してくれました。

簡単な計算問題や漢字の問題をチラシの裏に書いてくれて、それを競争しながら解く、という単純なものでしたが、

正解をするたびに、大きな花丸をつけてもらったり競争ではお兄ちゃんが(おそらく)わざと負けてくれて、私に自信をもたせてくれました。

そして、大げさなくらいに、褒めてくれました。
このころは勉強が嫌いでしたが、この体験は楽しかったのか鮮明に覚えています。

わざと負けてくれたことに何にも気付いていない私は、年上のお兄ちゃんたちに勉強で勝てたこともうれしいですし、褒めてもらえることがうれしくてうれしくて、何度も
「もっと問題出して!」とお願いしていました。

今でも親戚のお兄ちゃんたちに会うと「今おまえが頭良いのは、おれたちのおかげだぞ!」
と笑い話になっています。

勉強すれば
褒められる、うれしい。
そんな
成功体験をあたえてもらったのです。

2つ目は、私が中学2年生のときのことです。
まだ勉強に苦手意識をもっていたころ、友達が通いだしたからという理由で、近くの塾に通いだしました。

始めはあまり乗り気ではなかった塾も、1人の先生との出会いで変わりました。

「やけに熱血な先生がいるな…」

始めはそんな印象でした。

徐々に先生にも慣れてきて、いろいろ質問するようにもなり、そのときには問題がわからなければ、授業が終わったあとに、とことんわかるまで教えてくれて、

正解できたら、満面の笑みで「鎌田、よくやったな~」と、頭をグシャグシャと、なでてくれました。とにかく、気持ちを全面に出して接してくれた先生でした。

他の先生たちも熱心でしたが、その先生の「応援のパワー」が飛び抜けてすごかったことを覚えています。その気持ちが伝わってきました。

「あぁ、この先生は本気で自分のことを応援してくれているなぁ」

そんな思い出が残っています。

その先生に褒めてもらいたくて、認めてもらいたくて、その一心で前向きに勉強に取り組むようになりました。

その結果、コツコツと毎日勉強に取り組むことも増え、入塾当時は30台だった偏差値も、模試のたびに5ずつ上がっていき、最終的には60前後までになりました。


この2つのきっかけに共通していたことは

・褒めること
・成功体験を積み重ねること


以上の2つが大きかったと思います。

ご家庭でなかなか勉強に取り組めない原因とは?

塾や学校では勉強に取り組めているお子さんでも、家では中々取り組めない原因は何だと思いますか?

また、お子さんが塾や学校で、どのようなことを教えてもらっているかご存知ですか?

塾や学校では、勉強の内容そのものをわかりやすく教えてくれています。

しかし

勉強そのものをわかりやすく教えてくれますが、家庭での勉強の仕方や学習習慣の身につけ方については、ほとんど指導してくれません。

塾や学校では、勉強そのものを教えるので手一杯だからです。

ゆとり教育が見直され、学習指導要領が変更になり、授業時間数は増えましたが、それ以上に教科書のページが増加しています。

むしろ今までよりも、一つひとつの学習内容にかける時間は少なくなっているところもあります。

そんな状態の学校や塾に、勉強内容だけでなく、家庭での勉強の仕方や学習習慣の身につけ方を指導する余裕はほとんどありません。

「家庭での勉強の仕方」や「学習習慣の身につけ方」を教えてくれない。

このことが、ご家庭で中々勉強に取り組めないお子さんが多い原因です。

勉強の内容そのもの以上に、学習習慣を身につけさせるためには、お子さん一人ひとりに合わせた適切な対応が必要です。

「学習習慣スクール」とは?

「学習習慣スクール」という学習塾の名前には私の決意をこめています。

学習習慣とは一般的には、勉強する習慣のことを言います。
もちろんこのことも含みますが、私が考えている「学習習慣」は勉強に関する他の習慣も含めています。

目標の立て方や計画の立て方、計画通り進まなかったときの修正の考え方、テストを受けたあとの振り返りとその後の改善方針を考えること、などこのようなことを勉強を通じて身につけるチャンスがあります。
そしてこれらの考え方はお子さんが学校を卒業して社会に出ても一生役に立つ力です。

このような「学習習慣」を身につけてもらうために、授業時間とは別にコーチングの時間をとってどのように考えていけばよいか話し合っています。
テストで良い点数が取れる方がよいですが、頑張ったのに点数が悪かったときこそ「学習習慣」の考え方を身につける良い機会です。

何は効果的だったのか?何がうまくいかなかったのか?次はどうやってみるか?
お子さん一人ひとり性格も違うので、話し合いながらその子に合った方法を一緒に考えています。

どうすればもっと、子どもたちに「学習習慣」を身につけてもらえるだろうか?
他にどのような工夫ができるだろうか?
このように自分自身に問いかけることを常に続けるために、学習習慣スクールという塾名にしました。

学習習慣スクールで10年以上指導してきた感じたこと

学習習慣スクールを開校して10年以上が経ちました。
学習習慣スクールは小中学生を対象としていますが、高校入学後も希望される場合は指導を続けています。
中学生で入塾していただき、高校でも引き続き指導をして大学受験をして合格した生徒もいました。
小学生で入塾して、そのまま高校生でも指導している生徒もいます。

このように長い期間指導をしてきて感じたことは、お子さん一人ひとり性格も違いますし、学習状況も異なるということです。

当たり前だと思われるかもしれませんが、同じ指導方法で同じように成果が出るわけではなく、一人ひとりの個性に合わせた指導の必要性を実感してきました。

不登校の生徒が「奇跡だ!」と言ってくれた体験

10年以上指導をしていると、いろいろな状況の生徒がいます。
なかには不登校で学校の授業が受けられていないお子さんがいました。
高校に行きたいという気持ちはあり、見学をして気に入った私立高校を受験したいと入塾の相談をいただきました。

私立高校を第一志望にする場合は、単願推薦で内申点基準をクリアすることを目標にすることがほとんどです。
ただ、この生徒の場合は不登校のため内申点が基準をクリアできなく、当日の一般入試で合格点を取るしかありませんでした。

独学で自分でも勉強はしていたものの、やはり学校の授業を受けていないので習ったことのない単元が多くありました。
しかし、受験まではあまり時間が残されていませんでした。
志望校の過去問で出題傾向を分析して、よく出題される単元から優先して一緒に勉強を進めていくことにしました。

通常の授業時間よりも早めの時間帯でも授業をするなど、生徒本人の頑張りたいという気持ちもあり、授業の理解度は高くどんどん進んでいきました。
過去問を分析して、確実に正解して点数を取る問題と難しいため解かずに捨てる問題を明確にして、過去問に取り組み続けてついに合格最低点を超えることができました。

合格最低点が取れたとき、その生徒は「奇跡だ!」と喜んでいました。

それくらいうれしかったのだと思いますが、私はその子の頑張りをずっと見ていたため奇跡ではなく、努力をした当然の結果だと思いました。
そして、その生徒は成績を維持して、志望校の私立高校に合格することができました。

受験のために必要な単元のみを勉強していたため、合格後は入学前の高校からの課題を解いて高校入学への準備もしました。
高校ではどのように頑張りたいかをコーチングの時間を使って話し合い、何をするべきかを一緒に決めて取り組んでいきました。
高校にもしっかりと通うことができ、定期テストで平均点以上を取ることもできていました。

お子さん一人ひとり状況は異なりますが、お子さん自身が頑張りたいという気持ちがあれば、とことん応援してあげたい、そのような思いで日々指導をしています。

塾としてどう生徒と向き合うか

学習習慣スクールが初めて通う塾というお子さんもいますが、集団塾や他の個別指導塾から転塾を希望される場合もあります。

集団塾の場合は全体のカリキュラムが決まっているため、学校の授業進度に合った進み方ではないことがほとんどです。
定期テスト前にテスト対策の授業が何回かあって、それ以外は受験に向けて学校よりもかなり早いペースで予習をしていく塾が多いです。

このようなペースで進めていくことが合っている生徒にはよいのですが、学校のペースに合わせて進めたい生徒には向きません。
集団塾の場合、複数の中学校の生徒がいることもあり、テストの時期が少しズレていると定期テスト前なのにテスト範囲ではない予習の単元を塾で勉強しなくてはいけなく、塾を休んで自分でテスト勉強をしている子もいました。
これでは何のために塾に通っているのかわかりませんよね。

また集団塾では夏期講習などの講座も日程やカリキュラムが決まっていて、希望の日程や自分の苦手な単元を対策したい、などの自由さが実現しにくくなっています。

講習会の日程が過密過ぎて、自分のペースで頑張りたいからと学習習慣スクールへ転塾してくれた生徒もいました。

個別指導塾の場合はカリキュラムは生徒に合わせてくれるものの、大まかなカリキュラムは塾で固定されてしまい、理解が不十分な単元があっても以前の学年に戻っての対策などはアルバイト講師の判断ではなかなかしてくれません。

その結果、個別指導であってもわからないまま授業が進んでしまい、理解できないからあまり授業が進まなく、塾の授業に行ってもわからないまま考えている時間が長かったりとほとんど身についていないこともあります。
個別指導塾に通っているのに平均点とかなり離れてしまっている場合は、このようなケースが多いです。

今までの学習内容の理解が不十分な場合、時間はかかってしまいますが以前の学年の内容に戻ってしっかりと理解を深めることで、今学習している単元の理解が深まることがあります。

短期的な視点で考えると、内申点のために直前の定期テストの点数を上げるための勉強をすることが必要なときもあります。
ただ、長期的な視点で考えると、入試で点数を取るためには今までに学習した苦手な単元を克服していく必要があります。

そのため、定期テストが終わってから苦手な単元に戻って対策をする、または夏休みや冬休みなどの学校の長期休みにしっかりと対策をする、など考えて指導をしていくことが大事だと思っています。

学習習慣スクールでは生徒の理解度に合わせて、授業内容を臨機応変に変えています。他にも授業進度だけではなく、希望される生徒には検定の対策も行っています。
英検を受ける子が多く、小学生で英検5級や4級、中学生で英検3級や準2級に合格している生徒がいました。

生徒の理解度や性格に合わせて予習を中心に進める生徒や学校の授業の復習を中心に進めていく生徒など、一人ひとりのペースに合わせて指導をしています。

学習習慣スクールで指導を受けた生徒さんたちの声はこちら